350周年ロゴ

酢久商店山吹味噌は、今年創業350周年を迎えました。この長い時間の中には様々な困難がございましたが、いつの時代も沢山のお客様に支えていただき、今日まで続けてくることができました。この場をお借りいたしまして、心より御礼を申し上げます。

山吹味噌の歩み

まだ味噌が醤油と一体で「溜まり」いわれていた昔、この溜まりの他に、酢なども醸造していたのが山吹味噌の始まりです。江戸時代、信州小諸には中山道から続く北国街道が整備され、現在酢久商店があるこの北国街道筋に小諸藩主から間口十六間の土地を貰い受け、小山久左衛門正顕が商いをはじめます。久左衛門正顕は藩御用達も兼ねて商いを広げ、信州だけではなく当時の越後まで商売を大きくしていきました。そして、1788年(天明3年)に溜まり醸造を味噌醸造と醤油醸造に分けて生産を開始します。

明治期になり、第12代の小山久左衛門正友は、味噌・酢・醤油の自社製品以外に鰹節や畳表などの取り扱いを広げ、1900年(明治33年)に合資会社酢久商店を組織しました。当時、信州の味噌は地元で消費される割合が多い状況でしたが、大正12年(1923)年に発生した関東大震災の救援物資として、また第二次大戦後の廃墟となった東京へも送られ、人々に当社の「山吹色の味噌」は大変喜ばれました。やがて1951年(昭和26年)、新たに信州味噌株式会社を立ち上げた際に、当社のブランド名を山吹味噌といたしました。

えびす講

「味噌仕込み様の事」

創業家のご先祖様と当時の蔵人頭が書き上げたとされ、江戸時代から代々受け継がれてきた家傳の書「味噌醤油仕込み様の事」の一番目に書かれている「味噌仕込み様の事」。特に大豆に関しては、「よく蒸すこと。煮ることは甘みが抜けて悪い」と書かれています。たった一文ではあるものの大豆処理における肝心な手法であり、今日でも弊社の味噌仕込みの中で変わらずに守られています。

味噌仕込様之事
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酢久商店 営業カレンダー
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酢久商店本店の営業日カレンダーです。毎週土・日曜日および祝日は「山吹味噌量り売り」を開催しております。

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